21Jun

催眠療法の効果は、自分でも思ってもいない、良い事が起こる所だと感じています。
A子さんは、体の弱いお母さまを支えながら、長いこと仕事を続けてこられました。 でも、職場の人間関係が苦手で、言いたいことがあっても我慢してしまうことが多く、 結局仕事を辞めてしまうのが悩みでした。
でも、催眠療法を続けて頂くうちに、少しずつ「言いたいことを言っても大丈夫」という 感覚を身につけて行く事ができました。 そして、実際の仕事場でも、思わず言いたいことが言えてしまった!と、A子さん自身が 驚かれるようになり、セラピーは終了しました。
それから半年位経った頃、A子さんからお便りを頂きました。 ご本人の了解を頂き、一部抜粋してご紹介させて頂きますね。
「お友達とおしゃべりをしていたら、急に体に重いよろいが張り付いていたけど、 それがバラバラになって剥がれ落ていくようなイメージが浮かんで、 気持ちが軽くなって行きました。
どんな意味があるのかわかりませんが、その後不思議なことに、今まで関係がうまく行っていなかった人とも、自分の気持ちを伝えることができたり、色んな人からポジティブなアドバイスをもらえたりして、 心も体もどんどん元気になっていきました」(引用終わり)
セラピー中には、A子さんによろいのイメージは出てきませんでした。 でも、きっと無意識の中では、A子さんのよろいをはずしても大丈夫になるよう、 さらに準備が進められて、とうとう(イメージの中で)外す事ができた、そう解釈しています。
本当に、意識では分からなくても、 無意識の世界は、しっかりと私たちを守り続けて下さっているな、と感じます。