9Aug

「やる気が出ない」「何もやる気が起きない」と感じることはありませんか?
毎日とても暑いですね。やる気が出ないのは、この暑さのせいもあるかもしれませんが、もしかしたら、思いもかけない原因が心の奥に潜んでいるのかもしれません。
大学生のA君は、就活を始めなければいけないのに、毎日重い腰があがりません。頭では「これではいけない」と思いながら、気がつくと一日何も行動しなかった、そんな日が続いていました。
催眠の中で、A君にアドバイスしてくれる声が聞こえたそうです。「就活は、今はどっちでもいい。今は本当にやりたい事をやるための修行の時期。輝く自分になるための修行の時期。辛いこともあるだろうが、それまで頑張れ」
それは、いわゆる「ハイヤーセルフ」とか「守護霊」とも呼ばれる存在かもしれませんが、それは分かりません。大切なのは、A君の中から出てきた言葉がA君の心にとても響いたという事です。そしてA君には輝く自分の姿も見えて、とても嬉しく励みになったそうです。もちろん、輝く自分が何をしているのかも分かったそうです。
催眠が終わって、A君は「今まで色々な事があったが、すべて納得できた。やっと前に進めそう」と、晴れやかな笑顔で話してくれました。
A君は、それまで失恋や友達関係の失敗など、色々な事が重なって、身動きが取れなくなっていたのです。そしてそれが「やる気が出ない」という表面的な症状に表れていたのでした。でも、今は「輝く自分」の存在が分かったので、もう迷うことはなくなりました。
ただ「やる気が出ない」といっても、人によってその原因はさまざまです。本当に暑さのせいで疲れがたまっているのかもしれませんし、自分に合わない道に進もうとしているので、無意識にブレーキがかかっているのかもしれません。
催眠療法で自分の心と向き合ってみると、その違いがよく分かってきます。