31Jul

ルームにおいで頂く方々には、いくつかの共通点があると感じています。その一つが「自己評価がとても低い」という事です。
周りの人々は皆幸せそうに、楽しそうに見えるのに、それに比べて自分は何をやってもだめと思ってしまいます。そのような方々のお話を伺うと、実はとても優しくて、すてきな方だったり、凄い才能や体験をお持ちだったり、私の方がビックリしてしまう事が、本当に多いのですが、ご本人は自分を「凄い人だ」とは、夢にも思っていません。
人と比べて、いつも自分の方が劣っていると感じてしまう時、そして、その癖をやめようと思っても、いつの間にか比べてしまう時、その原因は子供の頃にある場合が多いです。
例えばごく小さい時の、親の一言、例えば「あなたってダメな子ね」「こんなこともできないの?」とか、さらに学校の先生やクラスメートの一言なども、その言葉が、心の深い所にずっと残ってしまう事があります。
そうなると、人を見た時にはいつも「私ってダメなんだ」「私はできないんだ」と、自己評価を下げる見方しかできなくなってしまうのです。
では、どんな時に特に心に残ってしまうのでしょうか?
一つには、その人が真逆の資質や才能を持っている時です。その言葉を聞いて、無意識が「そうなのか!」と勘違いして、まるで元々の資質や才能を隠してしまったかのようです。
「ダメな子ね」が残っている方は、本当はとても優秀な方。
「わがままな子ね」が残っている方は、クリエイティブなお力のある方。
「人の気持ちが分からない」が残っている方は、人の気持ちが良く分かる方。
これらの言葉は、自分の自由な心を縛る「呪いの言葉」のようです。無意識が信じ込んでしまった「呪いの言葉」は、もう手放し、無意識を解放して、持って生まれた資質や才能を、正当に人と比べ、正当に評価できる自分を取り戻しましょう。そして、ご自身の持つ本当の力を見つけましょう。
(メルマガコラムより)