ホーム > ブログ > 2010年5月

ネットの体験談

心や体の症状をネットで検索すると、同じような症状をお持ちの方の体験談が見つかる事が多いと思います。

それを読んで「自分だけではない」と分かったり、良くなったという話で安心できればいいのですが、例えばその方が何年もその症状で苦しんでいて、なかなか効果的な改善方法が見つかっていないと、かえって心配になりますね。

心や体の症状の公平な評価というのは、実はなかなか難しいのです。体験談はとても貴重な事実ですが、だれもが同じ体験をするわけではありません。すぐに良くなった方もいるかもしれないし、そのような方は体験談を書かなかっただけかもしれません。

私たちは、つい最悪な状況を考えがちですが、それがすべてではありません。私たち人間の生命力はすばらしいものがあります。心や体の症状を治す力は、その方の中に必ず備わっているので、どうぞ安心して下さいね。

五感を使う

五感とは、私たちが使っている「視覚・聴覚・体感覚・味覚・嗅覚」の、5つの知覚の事です。

セラピーが進んで、どんどん楽になっていくと、その様子を「五感が鋭くなった」と表現して下さる方がいます。それは、今まで自分が何か膜でおおわれたようだったのが、その膜が薄くなったり、なくなったりしたような感覚だそうです。

周りのものがはっきり、明るく見えるようになったり、音がクリアに聞こえたり、色々な音に気がついたり、空気の温度や湿度が、よりはっきり感じられて来たり、香りや味に敏感になったり。

このような感覚を味わう事で、現実の世界とのつながりが強くなったように感じられるそうです。

その感覚を「心が開く」と表現される方もいらっしゃいました。

セラピーをさせて頂きながら、私が教えて頂く事も沢山ありますが、これも「なるほど!」と教えて頂いた事でした。心を開くとは、五感を使う事だったのですね。

五感を使って現実の世界との交流を深めて行く、その事が「ありのままに生きる」とか「生きている実感を持つ」という事なのですね。

そしてその感覚は、言葉で教えてもらうのではなく、ご自身で体験して初めて、深く納得できるのです。

催眠によって、一度現実の世界から離れた所に行くことで、改めて真の現実と関わっていけるようになるのは、とても興味深いと思いました。

考えなくていいセラピー

近ごろ、ますます催眠療法で結果の出るのが早くなり、ご相談の幅も広がってきたように思います。

そして、初めて催眠療法を受けられる方でも、かなり深刻なお悩みの方でも、1回のセラピーでスッキリされて、驚かれる事が多くなってきました。

私から見ると「皆さまの潜在意識さんがすごい!!」と思えるのですが。

時々、おいでになった時と催眠が終わった時との感覚が変わりすぎて、少しの間「何が何だか分からない」とおっしゃって下さる方もいます。もちろん、その後しっかりと振り返りをして頂きますが、それはとても良い事だと思うのです。

悩みというのは「頭で考え過ぎる」「考えるのをやめられなくなる」という所にあります。だから、原因を探したり、解決方法を考え出す必要はありませんし、それはかえって時間を長引かせるだけです。

そうではなくて、催眠状態で深い所のトラウマを解消し、その奥に眠っていたすばらしいご自身と出会って頂くだけでよいのです。その時に「考えなくてもよい」「あるがままでよい」と思える体験ができる、それだけでいいのです。

催眠は寝ているわけではないので、催眠中に起こった事は、すべて意識していられます。でも、潜在意識の中をすべて知る事はできないように、催眠中に起こった事の意味をすべて理解する事は、きっとできないでしょう。

それでも、皆さまの中の広くてすばらしい潜在意識さんには、すべて分かっているので、意識的に考える事は必要なだけにしておけば、あとは自然に理解できていきます。

その事が「それでいいんだ」と腑に落ちる感じを持って頂けるのも、催眠療法を体験して頂くメリットだと感じます。