催眠というと「何が起きるか分からない、ちょっと怖いもの」というイメージがありませんか?
私も以前はそのように思っていました。だから開業して始めのうちは、できるだけ催眠はやらないようにしていました。
ところがある時、心理療法を受けて下さっていたお客様が、途中からごく自然に「催眠状態」に入って行かれたのです。ちょっとびっくりしましたが、そのまま進めて行くと、とても深い気づきを得られて、終わった後は、今までになくすっきりして下さったのです。
これはすごい!と思って、改めて催眠療法を学び直し、現在は、ほとんどの方に初回から催眠を受けて頂いています。そんな中で思うのは「催眠は特別な体験をするのではない」という事です。
催眠中は、いくら頑張っても、自分の潜在意識の中にあるものしか出てきません。これは心理療法も催眠療法も同じです。つまり、ご自身がいつかどこかで体験した事しか出てこないのです。ですから催眠療法を受けても「自分で想像した気がする」「催眠に入った気がしない」と感じる方が、たくさんいらっしゃいます。
それでも催眠が良い事の一つは、自分の中にあるのに、その事を忘れてしまったものと出会う(思い出す)のに最良の方法だからです。催眠以外の心理療法では、思い出せるものに、どうしても限界があります。
例えばうつ病の方は、以前はとても活動的だった方が多いです。鬱になると、全くその状態を思い出せなくなるので、まるで別人になったようで、さらに辛くなるのです。
そんな時は、催眠下で元気な頃のご自身を再体験して頂くと、本当にその時に戻ったような、元気でさわやかな気分が戻ってくるのです。
潜在意識は、意識の100万倍もある大容量の記憶装置です。その中には、今のあなたに必要な情報が、すべて収められていると言われます。
神経症やパニック障害、その他の悩みも、そのような症状がない時のご自身が、潜在意識のどこかに必ず記憶されていて、そのご自身と出会う事で、とても回復が早くなります。
このプロセスはとてもシンプルですが、催眠の高い効果の一つです。
私はセラピーメニューの中に「バッチフラワーレメディ」という代替療法も扱っています。でも、今の私のメインは心理・催眠療法ですし、ホームページにも1ページしかご紹介していません。ブログに書くことも、ほとんどありません。
ただ私にとっては、この世界に入るきっかけとなった、とても大切なものです。
最初にバッチフラワーレメディというものを知った時(まだ心理療法や催眠療法を知らなかった頃)、こんなにも複雑な人間の心を、たった38種類に分けて説明をしてしまった、そのシンプルさに、とても心を引かれました。そして、最初はその分類法が分かればいいと思い、学び始めました。
実際に学んでみると、植物の持つパワーの素晴らしさ、人間の心の不思議さ、シンプルさに改めて驚かされました。それからは水が流れて行くように、気がついたらセラピーの世界にいた、といっても過言ではありません。
そして今では、この考え方を理解する事が心理・催眠療法にも大変参考になっています。だから、どんなにお客様が少なくても、メニューから外す事はないでしょう。
そんなバッチフラワーレメディですが、先日「ソトコト」という雑誌から取材を受け、最新号に掲載して頂きました。
☆雑誌「ソトコト」3月号(No.129号)
「5000円ぽっきりの健康ライフ入門」心に効く、英国の植物パワー。バッチフラワーレメディ
料金が安いという所がポイントですが、信用できるサイトだと思って頂けた事も大変ありがたく、うれしいです。
ちょっとお恥ずかしいのですが、私がボトルを作っている所などを、とてもすてきなイラストにまとめて下さっています。もしご興味があったらご覧になって下さいね。
前回のコラムの続きです。前回、現実にイメージがもれなくついてくると書きましたが、よく考えてみると、それは不自由な事でもあります。
もれなくついてくるイメージは、かなりの部分が固定化されています。例えば赤い色を見れば、自然に暖かさがイメージされるように、いつも同じものがついてきます。そのイメージが好ましいものであればいいのですが、現実に合わないものであったら、困ってしまいますね。
例えば以前、人前でとても緊張した経験があったとして、それがイメージとして固定化されてしまうと、その後同じような場面になった時、頭では「リラックスしたい」と思っても、体が勝手に緊張するようになります。
悩みの多くは、このように「イメージが固定されてしまって、他の体験ができなくなった」状態です。
広い潜在意識の中には、沢山の情報が備わっているのに、このようにイメージが固定化されてしまうと、その中の一部しか使えない事になり、とてももったいない事です。
回りの出来事を、現実とイメージとに分け、それらを自由に組み合わせていけたら、とても楽に生きて行く事ができます。
催眠療法を受けて、とても良い、例えば理想的なイメージを体験して頂けた時「これは現実ではないのだから、イメージできてもだめですよね」というご意見を時々伺います。
確かに、いくら最高の状態をイメージしても、目の前の現実がすぐにイメージ通りになるわけではありませんね。それでもイメージする事には、とても大きな意味があります。
そもそも現実とは何でしょう?イメージと現実は、そんなにかけ離れたものでしょうか?
よく考えてみると、私たちは現実をそのまま認識しているのではありません。例えばあるケーキを見て「おいしそう、食べたい」と思うのは、それまでにそのケーキを食べた事がある人だけです。
食べた時においしいと感じた味や香り・歯ごたえ・舌触りがイメージとして記憶されていて、それを思い出せるので「おいしそう」と思えるのです。その時のカフェの心地よいインテリアやBGMの記憶も、一緒に出てくるかもしれませんね。
もし、ケーキというものを、今までに見た事も食べた事もなかったとしたら、ケーキを見ても何だか分からないし、極端な場合、素通りして気がつかない事もあります。このように、たくさんのイメージと結びついたものを、私たちはやっと現実と認識しているのです。
試しに身の回りを見て、何かのイメージ(見たり、聞いたり、触れたりした思い出)に結びついていないものを探してみませんか?ほとんどない事に気がつかれると思います。そして多くの場合、現実の情報よりもイメージの方がたくさん感じられているのです。
このように、現実を認識する時には、必ずイメージが無意識のうちに(←ここが重要)くっついていますが、そのおかげで現実がより豊かになっているとも言えます。
余談ですが、昨年亡くなったマイケル・ジャクソンですが、生前はほとんど興味がありませんでした。なので、彼の写真やDVDやCDのジャケットがあっても、全く何も感じませんでした。
ところが、子供に頼まれて、テレビのマイケルの番組を録画しているうちに「すごい人だな!」と気がつき、今ではすっかりマイケルファンです。
そうしたら、DVDやCD・ネットなどでマイケルを見かけるたびに、彼の音楽が頭の中で流れ始め、彼が歌い踊る姿が頭に浮かんできて、一気にあたりはマイケルワールド!これは現実ではないと分かっていても、とても幸せな気分になります(^^)。