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罪悪感

セラピーで扱う罪悪感とは、ある出来事について、自分が悪いわけでは全くないのに「自分が原因だ」「自分が悪いから、こんな事になった」と感じる感覚です。

この感覚を持っていると、様々な生きづらさを感じる大きな原因となるので、もっと楽に生きるためには、ぜひ手放したいものですが、手放すのは簡単ではありません。なぜならその本当の原因は、現実にはどこにもないからです。

罪悪感の起源は、小さな子供の頃にあります。

家の中とその回りが世界のすべてと感じている頃で、まだ知識も経験もない頃です。その頃は、何か不安な出来事が起こり、その原因が分からないと、「自分が悪い事をしたからだ」と思って、その気持ちを納得させようとします。

例えば両親がけんかしたり、機嫌が悪かったりした時、その理由を説明してもらえないと「自分が悪い子だから、お父さんとお母さんがけんかした」という風に思います。また親の都合で理由なく怒られても「自分が悪いからだ」と思い込みます。

だから両親が仲良くするように、怒られないように、いい子でいようとしますが、それが原因ではないので、いつまでたってもその子は報われません。

このように、罪悪感のもとは子供の頃のエピソードであって、その時の「自分が悪い」という気持ちだけがずっと残ったものです。

「幸せを感じてはいけない」「楽しんではいけない」「正しい事をしなければいけない」「頑張らなくてはいけない」「本当の自分を見せてはいけない」「全部自分が悪い」そんな感覚は、罪悪感が根っこにある事が多いです。

このような罪悪感を手放すには、これがどんなに実体のないものかを実感し、しっかりと手放すイメージをしやすい催眠療法が効果的です。

参考ブログ→「罪悪感の取り方」

大きな柿の木

セラピールームの裏に、大家さんの広い庭がありますが、そこに植えられている庭木のなかで、ひときわ高い木が1本あります。

何という名前なのか分からない、ちょっと変わった枝ぶりの木なのですが、先日、その木に柿の実が沢山なっているのに気がつきました。それは柿の木だったのです!(今はすっかり実も葉も落ちていますが)

そういえば、よくカラスが止まっていましたが、そんなに高い柿の木は見た事がなかったので、柿の実を発見した時はちょっと感動ものでした。

「果樹は年をとると、だんだん実をつけなくなってくる」という話を聞いた事があるのですが、そんな話をものともせず、みごとな柿の木の生きっぷりです。

この柿の木に限らず、自然の力というのは、本当に人間の英知を超えたものがありますね。それなら自然の一部である人間の中にも、自分ではまだ気づいていない大きな力が備わっているはずです。

人間の持っている大きな力、能力、才能には、それほど個人差はないと言われます。それなら、限られた一生にその力をできるだけ発揮する生き方ができたら、どんなに幸せかと思います。

心の自然治癒力

体には自然治癒力があるように、心にも自然治癒力があります。その力は潜在意識の中にあって、辛い事があっても、いつも私たちを癒そうとしてくれています。

ところが、今は沢山の情報がありすぎて「前向きに考えなければいけない」「考え過ぎないようにしなければいけない」などと、心を意識的にコントロールしようと思い込み過ぎてはいないでしょうか?

でも、心はそのような形でコントロールできるものではありませんし、その思い込みが、心の自然治癒力を弱める原因になります。その結果、生きづらさを感じたり、生きている実感が持てなくなったりします。

私たちの本体である潜在意識(心と体)は、いつも私たちを安全に、健康に生き延びさせようと、24時間休まずに働いてくれています。

だから、その力を信頼しお任せしていれば、自然治癒力が働き、心も体も健康で、幸せな生き生きとした毎日が送れるようになります。なぜなら、そのような状態がエネルギーを一番無駄なく、効率よく使える生き方だからです。

意識の余計な働きを押さえて、心の自然治癒力を発揮できるようにするのが、本当の催眠療法です。

マザーテレサのように

私の主人が、マザーテレサの伝記を読んでいました。

そして「マザーテレサはすごいなぁ。どんな時も前向きで、どう見ても不可能だと思える事に取り組んで、そしてもう駄目だと思った時には、かならず解決の道が開けるんだって!」と、いたく感激していました。

私はそれを聞いて「すごいねぇ~」と言ったあとで「本当は、だれでもそんな風に生きることができるんだけど」と言ったのですが、主人は、あんまり興味はなさそうでした。。残念。。

それはともかく、本当に、だれでもマザーテレサのように生きることができます。

もちろん、誰もがマザーテレサのように、インドで貧しい人々のために活躍できるわけではありませんが、今、ここでできる事に集中する事は、だれにでもできるはずです。これが「前向きに生きる」という事です。

人間は誰でも、素晴らしい力を持って生まれてきています。そして、その力は潜在意識の中にあって、その力は、今、ここで発揮するものです。思い出の中で使うのでも、未来に飛んで使うものでもありません。

それがなかなかできないのは、「私にはそんな事出来るわけがない」「私にはどうせ無理」「私は○○な人間だから」といった思い込みがあるからです。

その思い込みは、ずっと以前、小さかった頃に無意識に学んでしまった事が原因となっている事が多いです。そして、その思い込みによって、さらに将来がひどく不安に思えたりします。

そのような過去を癒して思い込みを外し、さらに未来の不安を取り除くのが、心理療法・催眠療法の役割です。

感情を解放する

毎日暮らしていると、色々な感情が出てきますね。

感情は、汗やくしゃみのようなもので、自然に勝手に出てくるものです。そして、本来は1~2分もすれば消えてしまうものです。

感情が生まれるのは、脳の「大脳旧皮質」と言われる所だそうです。哺乳類に備わっている脳で「ネコの脳」とも言われます。ここはいわゆる「本能」を扱う所で、生まれた時には中身も出来上がっていて、生まれた後に学習する事ができません。パソコンで言うと、最初からソフトが一杯に入っているのと同じです。

だから生まれたばかりの赤ちゃんも、泣いたり笑ったり、習わなくても立派に感情を表すことができます。それが自然の姿です。

このように、心身の健康のためには、感情は素直に表せばいいのですが、何かの理由で、感情を素直に表せなかった時、あるいは感じることができなかった時、その感情は、安全に解放できるようになるまで、何年も、時には何十年も心の奥にしまわれます。

その感情は、多くの場合、インナーチャイルドと呼ばれる子が大事に持っていてくれます。その子を癒し、もう一度感情を感じてあげる事で、その子は元気になる事ができます。ただし、他にも感情を解放するやり方はありますので、必ずしもインナーチャイルドに会わなくてもかまいません。


しまい込まれた古い感情を解放し、今、この瞬間に自分がどんな感情を感じたか、それをリアルタイムで分かるようになると、生き生きとした豊かな人生を送ることができます。