先週ちょっと風邪気味になりました。でも少しのどが痛い程度で大したことないと思っていたら、悪くはならないのですが、いつまでもスッキリしません。時間のあるときに昼寝をしようと思っても、ちっとも寝られません。
こんな時は、私は要注意です。以前もそんな時があって、でもいつか良くなるだろうと思っていたら、いつまでも体調が戻らず、困った事がありました。
その時は、お友達に「いいカイロの先生がいるよ」と紹介されて、恐る恐る行ってみた所、「体が硬くなって、疲れの取れない体になっています」と言われました。そこで施術を受けた所、1回ですっきりした事があり、今回もそれだと思って、昨日久しぶりに行ってきました。
先生の施術はとてもソフト。体のあちこちをそっと伸ばしたり、曲げたり、押したり。ただそれだけの30分ですが、終わった帰り道、歩いていると、確実に体がやわらかくなっているのを感じます。帰りの電車の中でも、何度もあくびが出ます。これはとても良い事で、体が休み始めたしるしです。
帰ってさっそく昼寝。久しぶりにぐっすり寝られました。
明日から5日連続の講座に行ってきます。以前から受けたかった講座なので、何とか最後まで元気に出席してきたいと思います。
催眠療法の中で、過去の出来事をを再体験する「退行催眠」があります。催眠療法の中で、一番重要と言われることもあります。
これは、過去の辛い出来事を催眠の中でもう一度体験し、さらに自分の好ましい、良いイメージとして再体験することで、問題を解決できるというものです。
けれど「退行催眠は効果がない」という話も耳にする所です。
それは、退行でその場面に戻っても、その時の辛い感情を上回る、好ましい感情を再体験できなければ、辛い感情は消えないという理由からです。
たとえばトラウマのような強烈な出来事の場合、その時感じた感情を上回る、好ましい感情を再体験することは、ほとんど不可能なので、退行催眠ではトラウマは解決できないのです。
確かにそのとおりです。では、退行催眠は効果がないのでしょうか?それは「いいえ」です。
適切に使われれば、退行催眠はとても大きな癒しの効果があります。
催眠療法は、潜在意識の知恵と力を呼び起こすものです。そして、現在のお客様にとって一番良い癒しの方法を教えてもらうものです。過去に問題があるからといって、お客様にその準備が整っていないまま、セラピストが無理やり退行催眠を行おうとしても、うまくはいきません。
大切なのは退行催眠を使うかどうかではなく、今のお客様に必要な癒しのプロセスを、潜在意識に行ってもらう事なのです。
ですから、退行するのがふさわしければ退行できるし、今は他のプロセスの方が効果的なら、他のプロセスが起こります。トラウマの解消も、準備を整えながら進めれば十分起こります。
催眠でどんな事が起きるかは、私にも、お客様にも分かりません。過去に戻るように誘導させて頂いても、過去の体験ができる方は80%くらいで、それ以外の方は、別の癒しの体験ができるのです。
私がセラピーをさせて頂く時の、基本の立場があります。それは、「すべては潜在意識が知っている」という事です。
時々お客様に「何かアドバイスはありますか?」と聞かれる事があります。そんな時、申し訳ありませんが参考になるようなお話はできますが、アドバイスは殆んどできません。
アドバイスを受けるだけなら、まわりの方に聞いてみたり、本を読んだり、あるいはネット上にも実にたくさんの、役に立つ言葉があふれています。その方に適したアドバイスは、きっとどこかに見つかるのではないでしょうか?
でも、それがどんなにすばらしいアドバイスでも、心が伴わないと受け入れる事はできません。頭では理解できても、心は受け入れられなければ、無駄になってしまいます。
もしこの世に存在してから今までの事をすべて知っていて、これからもずっと一緒にいてくれる頼もしい人がいたらどうでしょう。その人のアドバイスなら、きっと素直に聞けるはず。そんな頼もしい存在が「潜在意識」です。
心理療法や催眠療法(ヒプノセラピー)は、あなたの潜在意識の中に眠っている、素晴らしい知恵と力を思い起こせるよう、お手伝いをいたします。
それらは「愛」や「勇気」、「信頼感」、「無邪気」、「安心感」、「力強さ」などの心地よいものたちです。
以前録画したテレビの番組を整理していたら、NHKの「プロフェッショナル」に、脳科学者の茂木健一郎氏がゲストで出演している番組が出てきました。
「脳の取扱い説明書を伝授します」という題で、「記憶力アップ・集中力アップ・子育てのコツ」について、最新の脳科学に基づいた、効果的なやり方を教えてくれる内容でした。
一通り見たら消そうと思って見始めたら、これがとっても面白いのです。
・記憶力をつけるには、五感をフル活用すること(声を出して読む、何度も書く、体を動かすなど)。
・集中力をつけるには、片づけなどの準備しないで、とにかくすぐに集中する事を、癖がつくまで、何回も繰り返すこと。
・子育てをうまくやるには、子供が良い所を見せた「瞬間」(これが大事)すかさずほめる事。
これらは、すべて脳科学的に効果があるとされている事なんだそうです。
確かに、先日聞いた子育ての話でも、子供の良い所を褒めるのは、とても大切だと聞きました。
他にも「仕事から帰った時、すぐに奥さんと話すモードに切り替えるには?」「成功するかしないかわからない仕事に人を巻き込んで成功させるには?」「いつも仕事や恋人に飽きてしまう。飽きない方法は?」などなど、会場から出されたさまざまな質問にも、すぐに納得の答えを出されるのですが、これはもう心理療法と同じで、心理療法も脳科学の応用だと、改めて納得しました。
そして最後に「脳が持っている能力を一つだけ言うとしたら「変わる能力」と答えます」とおっしゃっていました。
こんなに変われる能力、適応する能力を持つ生き物は、人間だけだそうで、それは長い進化の間に、様々な環境に適応してきたからなんだそうです。
だから「自分はこんな人間なんだと、決めつけない」でほしいそうです。
人間だけが持つ「変わることができる」という脳の潜在能力を十分に生かして、楽しい人生を送ってほしい。そのようにおっしゃっていました。
本当にそうですね。人間の脳は本当にすばらしい能力を秘めていると感じます。
茂木健一郎さんは、頭も抜群によいし、早口だし、我々一般人には難しいと感じたこともありましたが、参加者のいろいろな悩みに、脳科学的に、的確に、しかも暖かく答えて下さっていて、とても感動しました。
この番組、消すにはもったいなくなりました。。困ったな~。。
催眠療法(ヒプノセラピー)を受けている時、子供の頃のご自身が出てくる事も多いです。いわゆる「インナーチャイルド」と呼ばれる存在です。
インナーチャイルドは「親に愛されなかった、子供の頃の自分」です。辛い経験をして、その成長が止まってしまった、その時の自分です。
もし、そのような子供に出会ったら、大人であるあなたは、100%その子の味方になってあげてください。
もしかして、その時のつらい出来事は、自分の態度や言い方が悪かったので、お母さんに可愛がってもらえなかったように見えるかもしれません。自分が悪いのだから仕方がない、そんな風に思えるかもしれません。
でも、それは大人だからそのように思えるので、小さくてか弱い子供の時のあなたは、それが精一杯だったのです。そして、その気持ちを分かってもらいたくて、出てきてくれたのです。
ですから、会いにきてくれた事に感謝し、その子のために最善の努力をしてあげて下さい。
そして、その子のすべてを受け入れ、愛し、大切にして、悲しみや辛い気持ちが癒されるようサポートし、再び大人を信頼し、まわりとの絆を取り戻せるよう、助けてあげて下さい。
それができるのは、大人になったあなただけなのです。
そうすれば、インナーチャイルドは再び成長を始め、封印していた能力を解放して、その力をあなたのために発揮してくれるようになるでしょう。
セラピーで最も強力な癒しの一つは、お母さんと和解し、お母さんに無条件に愛され、大切にされた記憶を呼び起こし、その幸せな、温かい感覚を取り戻すことです。
ところが、お母さん自身が愛され、大切にされた記憶がないと、子供を無条件に愛することができなくなります。
そんな時、催眠療法では、イメージの中でお母さんのお母さん、つまりお祖母さんに出てきてもらい、お母さんを十分に愛し、癒してもらう事ができます。そして、もしお祖母さんにも愛された記憶がない場合、さらにそのお母さん(曾祖母さん)に出てきてもらい、お祖母さんを癒してもらう事ができます。
不思議な事に、クライアント様が曾祖母さんに会った事がなくても、ちゃんとイメージの中で、わが子(お祖母さん)を愛し、癒してあげる事ができるのです。
曾祖母さんがお祖母さんを癒し、お祖母さんがお母さんを癒して、そして最後にクライアント様がお母さんに癒してもらうのですが、世代を越えた癒しが、クライアント様の中で起こっているのを見守るのは、本当に感動的な体験です。
潜在意識はいつも、自分を癒し、幸せにしようとしてくれているのです。
セラピーが終わった後に、さらに体験を深めたい場合、次においで頂くタイミングですが、特にいつ頃とか、どれくらいの間隔を開けて、という決まりはありません。
セラピーの効果は、すぐに分かるものばかりではありません。セラピーを受けた直後は、特に変化を感じられなくても、1~2週間たってから「そういえば」と感じる事もたくさんあります。
なので、1週間から2週間位経って、その後の変化を確かめてからおいで頂くのが一般的ではありますが、今すぐにでも次のステップに行きたくなる方もおられます。セラピストによっては、たとえば遠方からおいでの方に、1日に2回分を一度に行うロングセッションをなさる方もいらっしゃいます。
また、ゆっくりと何ヶ月もかけて、慎重に進めるのが合っている方もおられます。
ですので、あける間隔はお客様次第で、そのあたりの感じは、潜在意識が教えてくれるようです。
なんとなく「ピン」と来たり、なんだか落ち着かなくなったり、また不安定な気分が戻ったようになったり、新しいテーマが浮かんできたり。
こちらから「いつ頃」と決めさせて頂く場合もありますが、「そろそろ行ってみたい」と思われた時が、ちょうど良い時のようです。
催眠療法を受けてくださるお客様の中で、以前に催眠療法を受けたことのある方が時々いらっしゃいます。
その時の事を伺うと「子供の頃の体験を思い出し、辛い気持を思い出して涙が出たら、セラピストさんに「泣けたからもう大丈夫」と言われました。でも、その後何も変わりませんでした」という方が、結構いらっしゃいます。
つらい体験を思い出して涙が出ると、その時はとてもすっきりとした気持ちになるのに、どうしてその後、変化を感じられないのでしょう?
それは、潜在意識が何も変わっていないからです。
潜在意識の中では、過去も現在も未来も、区別がありません。頭では「その体験は過去の出来事だ」と、はっきり思えるのですが、潜在意識は、いまだにその出来事を「今、ここで起こっている現実」と思っているのです。だからいくら涙を流しても、また悲しいつらい気持ちに戻るだけなのです。
なので、癒しを起こすには、その方がその時、本当はどうあってほしかったのか、それを改めて催眠の中で体験し、満たされた気持を味わって頂き、潜在意識に「それはもう終わった事だよ」と、しっかり教えてあげる事が大切になります。
そうすると、過去に起きた事実は変わりませんが、それに対する見方を変える事ができて、もう、その事を思い出しても辛くなくなるのです。
どんな問題でもそうですが、過去の事実を変える事はできません。でも、潜在意識の中の情報を、今のあなたにふさわしく変える事で、今、ここで振り返ってみた時の、ご自身のとらえ方を変える事ができるのです。