先日のセミナーで聞いたお話を一つ。
「やってみたいけど、あきらめている」事があるとすると、たいていの場合、その人にそれをやる能力はちゃんとあるのだそうです。だた、できないと思い込んで、やってみないだけなんだそうです。
これは、インドの赤ちゃん象のお話です。
インドで象の赤ちゃんが生まれると、すぐに足に鉄の輪をはめ、鎖で杭に繋ぐのだそうです。しばらくの間、赤ちゃん象は一生懸命動こうとしますが、できません。動けるのは、象使いがやってきて、鎖をはずしてくれる時だけです。
それでもしばらくの間、赤ちゃん象は鎖を引っ張り続けます。1,2ヶ月すると、赤ちゃん象は、象使いが来るまでは動けない事を理解し、もう鎖を引っ張らなくなります。
そうなった所で、象使いは鎖を杭から解きます。でも鉄の輪はつけたまま。すると赤ちゃん象は、大きくなっても全く逃げないんだそうです。
私たちの能力も、同じだそうです。
小さい頃は、まだまだ一人では危ない事もたくさんありました。迷子にならないように、安全でいるように、親の言うとおりになるように、鉄の輪をはめられ、鎖に繋がれていたでしょう。でも、今は立派な大人になったのです。
誰にも遠慮せず、のびのびと才能を伸ばしてもいいのです。もう鉄の輪などどこにもないのです。
鎖などなかったことに気がつき、自由になったら、今までなんと重い鎖だと思い込んでいたか、はっきりと分かる事でしょう。
重い鎖は、自由になってみないと、その重さは分からないのです。
5月の11,12日と17,18日に、催眠療法のセミナーに参加して、今日はその3日目。ちょっと疲れましたが、なかなか興味あるセミナーでした。今日のテーマは「才能を呼び戻す」でした。
だれでも「やってみたいけど、あきらめている事」がありますよね。それを「実はやれる才能があるのだけれど、いまはその才能をどこかに置いてきてしまって使えない状態」と考えるのです。
また、才能と感情は深く関連しているのだそうです。「やりたいけれどあきらめている」「やりたいけれどできないと思う」など、制限を加えているのは、多くは自分自身の感情です。なので、その制限を手放せば、何歳になってもその才能を開放する事ができるのです。
例えば、子供の頃からバレエを習っていて、バレリーナになりたかったのだけれど、母親に反対されて普通の生活をしていた女性が、40歳を過ぎて、改めてその才能が「体を自由に動かす事」だと気がつき、バレエはもう無理だったけれど、演劇の方面に仕事を見つけた人の話などを聞くことができました。
そして、自分の本当の気持ちを判断するツールとして、簡単な「キネシオロジー」も学びました。自分の正直な気持ちを体に聞くもので、これがなかなか面白かったです。
やり方は、2人一組になって、一人が片腕を肩の高さに上げておきます。もう一人は、その腕を上から押します。
最初に、腕をあげた人が「私は○○です(本当の名前)」と言ってから、腕が動かない程度に押してもらいます。次に「私は××です(違う名前)」と言って同じ力で押してもらうと、腕に力が入りにくくなり、下に動いてしまうのです。このようにして、腕が動かなければ、その問いに対しては「はい」。腕が動けば「いいえ」と、区別する事ができるのです。
これを使って、色々言ってみました。最初は私。
「私はセラピストに向いています」「はい」(よかった~!)
「私の役目はセラピーです」「はい」(ちょっと弱かったけれど、セーフ!)
お相手の方は、自分にとって楽しい事は何か、よく分からないとのお話だったので「私の好きな事は○○です」と、色々に言ってみてもらいました。そしたら見つかりましたよ!好きな事、やりたい事が2つも。
簡略化した方法なので、すべてが正しく出るわけではありませんが、とても面白い結果が得られます。ご興味のある方はどうぞ試してみてくださいね。
催眠状態とは、潜在意識と繋がりやすくして、普段はなかなか自覚することのない潜在意識からのメッセージを、受け取りやすくなった状態と言えます。
潜在意識とのコミュニケーションにはイメージを使うので、催眠状態とは、イメージがとても浮かびやすい状態とも言えます。
催眠状態にあっても、別に寝ているわけではないので、催眠療法を受けている間の出来事は、終わってからもすべて覚えていられます。なので、時々「本当に自分は催眠状態にあったのだろうか?」とか「本当に潜在意識からのメッセージだったのだろうか?」「自分で勝手にイメージを作り上げただけだったのでは?」などと、疑問に思われる方もいらっしゃいます。
確かに何かをイメージする時、潜在意識から出てきたものか、自分の意識が作り上げたものか、区別するのはとても難しいかもしれません。
出てきたイメージが、予想していたものではないのなら、それは潜在意識から出てきたイメージだと解釈していいのですが、それでも疑いだしたら切りがありませんね。だって、意識も潜在意識も、自分の中にあるものなのですから。
私は、どちらでもかまわないと思います。
大切な事は、そのイメージから何を受け取るかという事。そして、そのイメージが出てきてくれたお陰で、とても心が開放され、周りの世界との関係がよくなって、自分を好きになれる事。
イメージとは「自分が自分に与える最強のエネルギー」と言われます。そして「人間が持つ最強の力」と言われます。
イメージの世界を大切にして、自分にたくさんのエネルギーを与えてあげましょう。
先日娘と、映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」を見てきました。
ラフマニノフと言えば、あの「のだめカンタービレ」で、千秋先輩が見事に弾きこなした「ピアノ協奏曲 第2番」が有名ですが、その曲の誕生秘話だそうです。
ラフマニノフは近代のロシアの作曲家で(娘はモーツアルトの時代と思ったそうですが!)、ロシア革命の時にアメリカに渡った後、大成功を収めたのですが、2度とロシアに戻ることはなかった望郷の音楽家だそうです。
ラフマニノフの私生活は、いまだに分からない事が多いそうで、伝説のような話もあるのだとか。例えば、コンサートには必ず、送り主の分からないライラックの花が届けられたと言われているのだそうです。
映像もとてもきれいで、ラフマニノフを演じた俳優さんが、ラフマニノフ本人にとてもよく似ているのにびっくりしました。終盤にライラックの秘密も明かされ、とても心温まるエンディングでした。
ただ、名曲の誕生のエピソードがいまひとつ分かりにくく、時間も何度も前後するので、話の流れも分かりにくかったです。音楽家としての活動と、それを支えた女性たちとのかかわりも、エピソードを繋げただけという感じがして、ちょっと物足りない気がしました。
私としては「交響曲第1番の初演が大失敗に終わり、おかげで神経衰弱になったが、催眠療法のお陰で回復した」という有名なエピソードが描かれていたのが面白かったです。
きれいな映像ときれいな音楽、そしてラフマニノフを支えた奥さんの献身的な愛情を堪能した映画でした。