
マーチ菊本さんの「幸運を呼ぶ10のイメージトレーニング」です。
ヒプノセラピストであり、教育・経営コンサルタントでもある菊本さんは、「心のデトックスセラピー」や「インナーチャイルドセラピー」にとても定評があり、短期間で効果のあるセッションをされています。
この本は、米国催眠療法機関(ABH)の会長を15年以上務められたニーヴス博士の手法を中心に、菊本さんのオリジナルワークも加えて書かれたものだそうです。ニーブス博士のヒプノトレーニングコースは、私も以前参加したのですが、そちらではお話しする機会がなく、その後ご縁があって、お会いする事ができました。
菊本さんのお話は、一言一言が的確で深みがあって、雑談しているだけで癒されてしまいそうな、そんな力をお持ちの方です。
新書版より少し大きめのこの本は、とても手軽に読めて分かりやすいのに、奥が深く、これを実践していけば、もうセラピストのご用はずっと減るかも?と思うような内容で、どれも効果のあるものばかりです。
1.モチベーションアップする方法
2.人前で緊張しないで話せるようになる方法
3.楽にダイエットに成功する方法
4.恐怖症・PTSDを解消する方法
5.苦手な人からのストレスを軽減する方法
6.記憶力をUPする方法
7.自分を好きになる方法
8.批判を上手に受け取る方法
9.自信をもちたいときに活用する方法
10.自分の中の葛藤や矛盾を中和する方法
このように目的別に書かれてあるので、とても選びやすいです。記憶力のアップ法は、ちょっと目からうろこでしたね!
最初は一度通して読んでみて、潜在意識の面白さ、パワフルさを感じてからワークをやってみる事をお勧めします。
私も全部やってみましたが、7番目のワークで出てきましたよ、小さい頃の自分が。思いがけないところから現れてくれました。そう、自分では小さい頃のエピソードの一つと思っていた事が、実は今の私に大きな影響を与えていたのです。
その子と話していたら、久しぶりに涙がでてしまいました。でも、こうして出てくる涙はとても気持ちがいいです。なので、ワークによっては、一人だけの静かな時間に試される事をお勧めします。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご覧になって下さい☆
イメージワークは、アメリカの心理学者ディナ・グローバーマン博士の開発した方法です。問題を「動物・植物・物」としてイメージし、それから気づきを得るものです。
実際のワークでは、どんなものであれ、最初に出てきたイメージを大切にしていきます。
そのイメージをよく観察し、そのイメージの中に入ってみると、不思議な事に、その気持ちや思いが伝わってきます。そして、問題だと思っていたものは、実は私たちをサポートしてくれている大切な存在だという事が分かってきます。
さらにそのイメージをポジティブな姿に変えてもらう事によって、問題に対する見方も、無理なく自然にポジティブに変える事ができます。
イメージワークはシンプルですが、とても応用範囲の広いワークです。特に、イメージを見やすい方にお勧めです。
「癒し」とは、さまざまな手法で、私たちの心身にかかったストレスを開放していく事です。
そして、切れてしまった回りの世界との絆を取り戻し、回りの世界を信頼し、今、ここに安心してくつろげるようになるための方法です。
人間は、もともと争いや対立は好みません。それは生きていく上で危険だからです。人間は安心と平穏が大好きなのです。それが安全に生きていくために、何より大切な事だからです。
だから、癒しは生きていく上で絶対必要なものと言えます。ストレスや緊張の多い生活をしがちな私たち現代人は、積極的に癒しの時間を取っていきたいものです。
自分自身を癒すには、小さい事でいいので、自分の好きな時間を楽しむようにしましょう。好きな音楽を聞いたり、好きな物を食べたり、好きな本を読んだり、好きなテレビや映画を見たり、ゆっくり入浴したり、あるいは旅行、散歩、ガーデニングなどを通じて自然に親しんだりしてみましょう。信頼できる人と話したり、一緒に過ごすのも、とても良いです。
自分を大切にし、自分に優しい目を向けてあげましょう。
インナーチャイルドとは「内なる子供」「子供の頃の自分」です。楽しい子供、寂しい子供、いろいろなインナーチャイルドがいますが、セラピーでは特に「愛された記憶のない、寂しい子供」を指します。
赤ちゃんから子供時代に一番大切なものは「育ててもらえる安心感」です。一人では生きていけない赤ちゃんや子供にとって、それは食べ物と同じくらい重要です。それは「親からの無条件の愛情」によって得る事ができますが、何かの原因でその安心感がもらえないと、子供はとても不安になり、寂しく、辛い気持ちを抱えたまま、心の中で成長を止めてしまいます。これがインナーチャイルドです。
傷ついたインナーチャイルドは、いつまでも心の中で成長しないので、大人になって普通の生活をしていても、その傷に触れるような出来事に出会うと、冷静な対応が取れなくなったりします。ですからインナーチャイルドと出会い、対話をして、その傷を癒してあげることは、自分らしく生きるためにとても大切です。
インナーチャイルドを癒してあげられるのは、大人になったあなただけです。インナーチャイルドと出会ったら「こんにちは。私が大人の○○よ。あなたに会いたくて会いに来たよ」と挨拶しましょう。そして「大丈夫だよ。こんな辛い(悲しい、苦しい)思いは二度とさせないよ」といって、優しく抱きしめてあげましょう。そしてたくさん話を聞いてあげましょう。インナーチャイルドが十分に癒され安心すると、止まっていた時間が動き始め、成長を始めます。そしてあなたのよきパートナーとなって、一緒に成長を続けてくれるでしょう。
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インナーチャイルドに無理に出会う必要はありません。出会う準備が整ったら、自然な形で出会えます。突然ひょっこり出てきてくれたりします。逆に準備が整わないうちに無理に出会おうとすれば、さらに傷が深くなる場合もあります。インナーチャイルドとの出会いは、あくまでもその方の心の回復の一段階として行われるものです。
アダルトチルドレン(AC)とは、もともとアルコール依存症の親の元で育った子供たちをさす言葉でした。今はもっと広い意味での「機能不全家族」の中で、正当な愛情を受けられないまま育ち、その時の心の傷が成人になっても残っている人の事をさします。子供時代に、子供として子供らしく暮らせないままに大人になった人たちです。
そのような人々は、親から「条件付の愛情」しかもらえず、ずっといい子でいる事を強制されてきました。自分の意見を言ったり、素直に感情を感じる事ができない環境にいたのです。だから社会に出ても自分の意見を持てず、対等な人間関係を作る事がむずかしくなります。そして生きづらさを感じたり、言いようのない寂しさを感じたり、無意識のうちに人間関係を悪くする行動に出たりします。
アダルトチルドレンからの回復は、まず「自分はアダルトチルドレンだった」と自覚する所から始まります。そして子供時代の事を思い出し、信頼できる第三者に話をして、「そのような子供時代を過ごしたのは、自分が悪い子だったわけではない」と自覚する事です。人から受けた傷は、人を通じて癒されるのです。
そして最後に、そのような困難を立派に乗り越えてきた自分に自信と誇りを持ち、今まで親に支配されてきた人生を、自分に取り戻していきます。それは親の人生を親に返してあげる事でもあります。アダルトチルドレンから回復すると、今度は今までの苦しみを、前向きのパワーとして使っていく事ができます。
間違ってはいけないのは「アダルトチルドレン」という言葉は、自分の気づきとして使う言葉であって、決して他人が「あの人はアダルトチルドレンだ」と評する言葉ではないということです。自分が「アダルトチルドレンだ」と自覚する事で、苦しみから回復するきっかけを得るための言葉です。
どんな時にカウンセリングやセラピーを受けるといいのでしょうか?人間関係や健康の悩みなど、色々な事が心の中で煮詰まって、何をどのようにしたら良いか分からなくなった時、そんなに受けて頂くといいと思っています。でも一番いいのは、ご本人が「受けたいな」「受けてみようかな」と思われた時です。
例えば怪我など、外から見てはっきり分かるものなら、本人がその気がなくても他人が手当てする事ができます。けれど、心に抱えた問題は、外からは見えません。周りから見て大変な境遇にいても、本人はそれほどに思っていなかったり、恵まれた環境のように見えても、本人はとても辛く思っていたりするのは、決して珍しい事ではありません。
だから大変そうに見えても、本人が「セラピーは受けたくない」と思われるなら、セラピストのご用はありません。幸せそうに見えても、本人が「辛い。セラピーを受けたい」と思われたなら、セラピーがお役に立てるでしょう。
心はその人のもの。他人が決める事ではありません。なぜなら、生まれてからずっと一緒にいてくれて、一番良く心を分かってくれるのは、自分自身なんですから。だから、他人ができるのはサポートする事とアドバイスする事です。そしてアドバイスを参考にするかどうかは、100%本人の自由です。
ちなみに、私は色々なセラピーの技法を、お客様に合わせて選んで使っていますが、もしお客様が希望される、または気になるセラピーがある場合、それを優先します。すると、思いもかけないすばらしいセラピーになる事が多いです。きっとお客様の潜在意識は、自分に一番ふさわしいセラピーは何か、すでに分かっているのでしょう。だからセラピーを受けるタイミングも、潜在意識は分かっていると思います。
同じように、周りから見て「あの人はセラピーを受けた方がいい」と感じたとして、本人が希望しないのにセラピーに連れて行くのはお勧めできません。もちろん、それなりの効果はあるかもしれませんが、かえって逆効果になる場合だってありえるので、ご本人の意思を何よりも尊重してあげましょう。
どんな事にもタイミングがあります。潜在意識はそれが分かっていて、ちょうどいいタイミングで「受けたい」「受けてみようか」と、気づかせてくれるようです。そしてセラピーを受けてみて「もっと早く受けておけば」とか「まだ受けなくても良かった」と思われたとしても、後から考えてみると、その時が一番のタイミングだったと気づく事が多いものです。
最近「反抗期」が気になっています。
うちの子たちもお世話になった、親には辛い時期ですが、子供が成長する途中で、どうしても通る関門のようなもの。もちろん、とてもスムーズにこの時期を過ぎて、反抗期を経験した事がない方もおられるようですが、私の子供たちは全員ちゃんと反抗期を通ってくれました。
子供が成長する時、体は大きくなる一方ですが、心は「自立したり甘えたり」を繰り返して大きくなるんだそうです。
赤ちゃんの時はお母さんにお世話をしてもらいますが、この時に十分甘える事ができると、安心感が育っていきます。
そうすると今度は自由にやってみたいという意欲が湧き、新しい自由な世界に飛び出してみます。ところがしばらくすると、今度は不安な気持ちが起きてきます。無理もないですね、まだ小さいんですから。そして、それが強くなると、またお母さんの所に戻って、安心感をもらいます。これを繰り返して、心が育っていくのだそうです。(「子育てハッピーアドバイス」より)
ところで、人間に反抗期があるように、動物にも反抗期があるそうです。例えば、アライグマは大人になって、独り立ちする時期になると、それまでかわいがって世話をしてくれた親を、それこそ毛嫌いするようになり、そこから出て行ってしまうんだそうです。その気持ちは、それまで親密だった者に一番強く出るので、アライグマはペットに向かないんだそうです。アライグマの反抗期は、そのまま自立に直結しているんですね。
野生の動物が親離れする時、「寂しくないのかな」と思っていたのですが、そんな心配は無用なんですね。そのお陰で、血のつながらないパートナーに出会う事ができますしね。種を守るための、本当に良くできた仕組みだと思います。
人間の反抗期(特に第2反抗期)は、ここまでダイナミックではないけれど、その時期を迎えると、親は本当に毛嫌いされたり、全く言う事を聞いてもらえなくなったりして、辛くて寂しい毎日を送らなくてはなりません。(私も3回経験しました。。)
そして、ここが人間のすごい所だと思うのですが、いつか子供は大人になって(子供だってきっと辛いですよねぇ)、
今度はとても頼りになる仲間として、戻ってきてくれます。それなら親は「反抗するようになるまで、よく育てたな。これで子育ても一段落」と思って、その日を楽しみに待ちながら、子供たちの成長を祝福しましょう。